西尾市剣道連盟
2020 年頭所感
新年を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年の本連盟会員の活躍を見ると、県中学校総合体育大会で平坂中が見事男女ともに優勝し、揃って全国大会へ出場しました。平坂中学校とって初めての快挙であり、全国大会では強豪校に臆することなく堂々とした試合を展開してくれました。
また、第65回西三河剣道大会では、6部門中4部門優勝(大学一般女子・西尾剣連、高校男子・西尾高、中学男子・鶴城中、中学女子・平坂中)、入賞多数と大活躍でした。本連盟にとって誠に喜ばしいことでありました。
今年も、1月27日に市制記念第63回中部日本剣道大会が市総合体育館で行われます。中部5県の他兵庫県赤穂市、東京都からの参加もあり、毎年125チーム約250名の選手が参加します。出場選手の中には、全日本選手権や全国大会で活躍した選手も多数参加します。
この大会の特徴は一般、実業団、大学生と幅広い選手が出場できること、1チーム選手5名の合計段位が十七段以上と決まっており、全国でも珍しい大会になっています。将来は、全国規模の大会へ発展させたいと夢をもっています。
是非、一般の方々にも会場に足を運んでいただき、迫力ある試合を観ていただきたいと思います。
この大会では会場に「交剣知愛」(市剣連事務局長を務めた故・鈴木氏揮毫)と言う垂れ幕を掲げています。これは
「剣を交えて『おしむ』を知る」と読まれ、剣道を通じてお互いに理解しあい、人間的な向上をはかることを教えた言葉です。愛はおしむ(惜別)、大切にして手離さないということを意味しており、あの人ともう一度稽古や試合をしてみたいという気持ちにお互いなること、又そうした気分になれるように稽古や試合をしなさいという教えを説いた言葉です(剣道用語辞典より引用)。
剣道の試合や稽古は、相手があってこそ自分の強さを証明することができたり、自分の弱点に気づくことができます。剣道に限らずこうした謙虚で、相手を敬い大切にする心をもつことを忘れず、自分自身の成長に繋げていきたいものです。
本年の皆様のご健勝とご活躍を祈念し、ご挨拶と致します。